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Ahrefs完全ガイド — 機能と使い方を徹底解説

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Ahrefs完全ガイド — 機能と使い方を徹底解説

Ahrefsとは — SEO業界標準ツールの全体像

Ahrefsは、世界中のSEO専門家やWebマーケターに利用されている包括的なSEO分析ツールです。もともとは被リンク分析ツールとして誕生しましたが、現在ではキーワードリサーチ、コンテンツ分析、ランク追跡、サイト監査など、SEOに必要な機能をオールインワンで提供するプラットフォームへと進化しています。独自のクローラー「AhrefsBot」は、Googlebotに次いで世界で2番目にアクティブなWebクローラーとも言われており、膨大なデータベースを基盤とした高精度な分析が可能です。

Ahrefsの最大の強みは、そのバックリンクデータベースの規模と鮮度にあります。数十兆ものURLをクロールし、リアルタイムに近い頻度でデータを更新しているため、競合サイトの被リンクプロファイルの変化をいち早く把握できます。また、直感的なUIと豊富なビジュアライゼーションにより、複雑なSEOデータをわかりやすく可視化してくれる点も、初心者から上級者まで幅広く支持される理由です。

Site Explorerの活用法 — ドメイン・URL分析

Site Explorerは、Ahrefsの中核機能であり、任意のドメインやURLの被リンクプロファイル、オーガニック検索トラフィック、有料広告の状況を詳細に分析できます。競合分析の出発点として最も頻繁に利用される機能です。

被リンク分析の手順

  1. Site Explorerに分析対象のURLまたはドメインを入力する
  2. 「Backlinks」レポートで全被リンクの一覧を確認する
  3. DR(Domain Rating)やUR(URL Rating)でリンク元の品質を評価する
  4. 「Referring Domains」で参照ドメインの推移をチェックする
  5. 「New/Lost」フィルタで最近獲得・喪失したリンクを把握する

特に重要なのは、「Anchors」レポートでアンカーテキストの分布を確認することです。過度に最適化されたアンカーテキストが多い場合、Googleからペナルティを受けるリスクがあります。自然な被リンクプロファイルでは、ブランド名やURL自体がアンカーテキストとして使われる割合が高くなります。

オーガニックキーワードの発掘

Site Explorerの「Organic Keywords」セクションでは、対象サイトがランクインしている全キーワードとその順位、推定トラフィックを一覧できます。競合サイトを分析することで、自社が取りこぼしているキーワード機会を発見できます。特に「Content Gap」機能を使えば、競合がランクインしているのに自社がランクインしていないキーワードを一括で抽出できるため、コンテンツ戦略の立案に極めて有効です。

Keywords Explorerで精度の高いキーワード調査を行う

Keywords Explorerは、Ahrefsのキーワードリサーチツールです。Google、YouTube、Amazon、Bingなど複数の検索エンジンに対応しており、月間検索ボリューム、キーワード難易度(KD)、クリック率、親トピックなど、多角的な指標でキーワードを評価できます。

  • Keyword Difficulty(KD):上位10位にランクインするために必要な被リンク数を基にしたスコア。0〜100のスケールで表示される
  • Search Volume:月間平均検索ボリューム。国別に確認可能で、グローバルボリュームも表示される
  • Clicks:実際にクリックが発生する検索の割合。フィーチャードスニペットによりクリックが発生しないケースを考慮できる
  • CPC(Cost Per Click):Google広告での平均クリック単価。商業的価値の指標として参考になる
  • Return Rate:同じユーザーが繰り返し検索する頻度の指標

キーワード調査のプロセスでは、シードキーワードを入力して関連キーワードの提案を受ける方法が基本です。「Also rank for」「Also talk about」などのレポートを活用すると、トピックに関連する包括的なキーワードリストを作成できます。さらに「Questions」フィルタを使えば、ユーザーが実際に検索している疑問形のキーワードを抽出でき、FAQ型コンテンツの企画に役立ちます。

Site Auditで技術的なSEO問題を検出する

Ahrefsの「Site Audit」機能は、自社サイトのテクニカルSEO問題を自動的に検出し、優先順位を付けて報告してくれます。定期的なクロールスケジュールを設定しておくことで、新たな問題が発生した際にアラートを受け取ることも可能です。

検出される主な問題カテゴリ

  • リンク関連:404エラー、リダイレクトチェーン、孤立ページ、外部リンク切れ
  • コンテンツ関連:重複コンテンツ、薄いコンテンツ、タイトル・メタディスクリプションの問題
  • パフォーマンス関連:ページ速度の遅いURL、大きすぎる画像、レンダリングブロックリソース
  • HTML関連:構造化データエラー、hreflang設定ミス、canonical設定の不備

検出された問題は「Errors」「Warnings」「Notices」の3段階で重要度が分類されるため、影響の大きい問題から優先的に対応できます。また、各問題にはAhrefsの公式ヘルプへのリンクが付いており、問題の原因と解決方法をすぐに確認できます。

Rank TrackerとContent Explorerの活用

Rank Trackerでは、ターゲットキーワードの順位変動を定点観測できます。デスクトップとモバイルを別々に追跡でき、競合サイトとの順位比較もグラフで可視化されます。順位の急変動が発生した場合はメール通知を設定しておくことで、Googleのアルゴリズムアップデートやペナルティの影響をいち早く検知できます。

Content Explorerは、Web上で人気のあるコンテンツをキーワードで検索できるツールです。被リンク数やSNSシェア数でソートすることで、特定のトピックにおいてどのようなコンテンツが支持されているかを把握できます。コンテンツマーケティングの企画やアウトリーチ先の発掘に活用すると効果的です。Ahrefsを使いこなすことで、データドリブンなSEO施策の立案と実行が格段に効率化されるでしょう。

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